『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』感想

2011/7/23 丸の内ピカデリー3で鑑賞。

2年前にラスベガスで散々な体験をしたフィル、ダグ、ステュの悪友3人だが、このたび歯科医のステュが晴れて結婚することに。しかも結婚式の舞台は、花嫁の両親の出身地、タイ。前回の二の舞だけは避けたいステュは、問題児アランの招待に二の足を踏むが、義兄ダグに懇願され渋々了承するハメに。こうして異国の地タイへと降り立った4人。花嫁のまじめな弟テディも交えて、大人しく結婚式を迎えるはずだった。ところがその夜、一行は軽くビールを口にしただけのはずが、翌朝目覚めてみると、またしてもひどい二日酔いで昨夜の記憶が飛んでしまっていた。自分たちのいる場所も分からないばかりか、アランの頭は丸坊主で花婿ステュの顔にはド派手なタトゥー、おまけにテディは行方不明。そして、なぜかベストを着たサルが。結婚式が明日に迫る中、大混乱のフィルたちは、何はともあれテディの捜索へと繰り出すのだが…。
[出典]http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339667



ステュ(エド・ヘルムズ)が最高のコメディアンぶりを発揮します!


前作も大変面白かったのですが、家で一人DVD鑑賞だったせいか大爆笑とまではいかず。。劇場で観られなかったことをすごく後悔したので、今作こそは劇場で観よう!と公開前から固く決意していました。
なので今回は満を持して、会社の後輩と丸の内ピカデリーで鑑賞してきました。

いやー、ハングオーバー』は皆で観るのがサイコーに楽しい作品ですね!!!

いつもお客さんが数人しかいないスクリーンで観てるせいかw、大勢で笑いながら観るっていうのが本当に楽しかったです。至福の空間でした。



※以降、ネタバレしています※




今回はとにかくステュが縦横無尽の大活躍!!私は前作より大好きになっちゃいました。


・前作のストリッパー(ヘザー・グラハム)といつの間にか別れ、新たにバンコックエンジェルをゲットしていた、何気にモテる男・ステュ。

・結婚式前日にマイク・タイソンと同じ柄のタトゥーをがっつり入れられるステュ。

・タトゥーだけではなくナニもがっつり入れられていたステュ。(お下品)

・運河で渡し舟に乗りながら、「アラン・タウン」を弾き語りするステュ。(歌ウマ!)

・フィルが腕を撃たれたとき、(歯)医者のくせに銃創を覗き込んだだけで「ワー!!」ってなるステュ。(ここ一番笑いました)

・チャウが運転する車が豚をぶったぎった拍子に豚の血を浴びて「ウワー!!」ってなるステュ。


……いやーもう最高です。(良い意味で)


他のキャスト陣もブレてなくて、ホントに素晴らしい!!人間としてやっちゃいけないことを次々とやっているのに憎めない、むしろ可愛く見えてくるっていうのはかなり凄いことだと思います。

特にアランはとにかく可愛い!!愛されキャラを地で行く男です。前作の彼には結構イライラさせられたけど、今回はキュートな印象が強い。マシュマロだし…(入れてるモノはデンジャラスすぎますが)とりあえず、あの泣き方はズルいと思う。あれは許しちゃう。あとサルとの友情?も心温まる感じで好きでした。

フィルは相変わらず男前なキャラを貫いてますねー。汚れて汗まみれの彼も最高にセクシー。今回は撃たれたりもしてますが掠っただけだし、仲間の中で一番汚れてない男なんじゃないでしょうか。しかしいつも思うのが、全員服がでろでろの汗まみれで悲惨なので、いっそのこと裸になってしまえばいいのに…ということ。特にブラッドリーとかクーパーさんとかですね。

ダグはね…なんていうか…。仲間がアワアワしてるのに、「Shit!」とか言いつつもホテルのプールサイドで優雅にトロピカルジュースか!探さないんだ…。彼は清廉潔白すぎてつまんない(存在感薄い)けど、こういう人もいないと作品のバランスが保てないのか、ということにしておきます。

後はなんといってもチャウ!!!私は前作でチャウが一番好きだったので、再登場(しかもほぼ全裸!w唯一モザイクかかってませんでしたよね?)は嬉しかったです。うっかり逮捕されちゃいましたけど、きっと彼なら必ず次回作にも登場してくれるはず!(次回があるのかは分かりませんが)


反面、「ちょっとご都合すぎじゃあないかい」と思ったのが、ステュの婚約者家族。
お父さんはステュのこと嫌ってたけど、アレで許しちゃっていいの?!「なかなか骨があるな」みたいな笑い方してましたけど…。
お母さんも何も言わないけど、あんな二面性を持つ男に娘をやっちゃっていいのか?!
婚約者のローレンはほんとに天使のようだけど、良い娘すぎなきらいもあり。「どっかで見たことあるなー」と思ってたら、『エンジェル・ウォーズ』のアンバーちゃんだった!どうりで可愛いはずだわ!けっこんしてください。
弟のテディ、彼は人格者すぎてむしろ恐い。指一本失くしといて(実は自分で指切ってたんだけど、原因はアランのヤク入りマシュマロですよね)「目覚めたらなんか幸せだったよ〜ウフフ♪」とか言えちゃう神経が理解できない…。少しはショックな素振りを見せて欲しかった。全然笑えないよ!「ここはバンコクだぜ」で済ませられる問題じゃないよ!


とまぁ突っ込みどころはありますが、それは野暮ってもんで、ただひたすら笑える楽しい映画でした!!あ〜面白かった。
下品なのもイケる友達同士で観ることをオススメします!



サプライズで登場したマイク・タイソンがかなりの歌ヘタで笑った!

TAKE THAT "LOVE LOVE"

※7/22 PV動画追加しました。

最初に『X-MEN:ファーストジェネレーション』のEDでこの曲が流れたとき、「わりと重めの雰囲気で終わったのに、妙にポップな曲だな〜」と意表を突かれました。

それが2回目鑑賞後は口ずさみながら帰途に着くほど気に入って、3回目に至っては翌日いっぱい頭の中でずーーっとこのメロディが流れていた位、私の中ではすごく好きなテンションの上がる曲です。

で、どうやらこの歌詞「エリックからチャールズへの気持ちなのでは?」ということを聞きつけ、ネットで和訳を探したんですがうまく見つからず…。というわけで、自分なりに訳してみました。
英語できないので恥ずかしい限りですが、せっかくやったので公開しますw完全に自己満足。

You bring me right back down to the Earth from the Promised Land.
君が僕を約束の地から地球へと連れ戻す
We’re getting close to the center of the Earth with an honest plan.
僕らは正しい意図を持って地球の中心へと近づいている
You’ll never be your mother or your father do you understand?
君は君の母や父にはなれない、わかっているのか?
Until you understand!
君が理解するまで言ってやる!


We don’t have too much time here, and time it travels far too fast!
ここでは時間がそんなにあるわけじゃない 時はあっという間に過ぎ去っていく
We’re not too far we’re turning, before they take it from our hands!
道を変えるのはそう難しいことじゃない 僕らの手にあるものを奴らに奪われる前ならば

Why don’t you teach your heart to fill, and give your love love,
君の心が満たされることを教えてくれないか、そして君の愛をくれ
Give your love love and give it all away;
愛とその全てを僕に
Why don’t you teach your heart to talk and give your love love,
君の心が語りかけることを教えてくれないか、そして君の愛をくれ
Give your love love.
君の愛を
Gimme, gimme what I need.
僕の望むものをくれ

We’ll take you right back down to the Earth from the Motherland,
僕らは君を母なる国から地球(大地)へと連れ戻す
This is a first-class journey from the gods to the son of man.
これは神々から人の子への素晴らしい旅路だ
You’re at the gates of human evolution don’t you understand?
君は人類の進化の入口に立っているんだ わかるだろ?
Why don’t you understand [understand]?
何故わかってくれないんだ

※(repeat)

Gimme, gimme what I need.
僕の望むものをくれ

"LOVE LOVE"の【X-MEN Ver.】のPVです。シーンの挿入のされ方が格好いい!


この曲も含め、挿入歌はサントラ(UK盤)には入ってないらしいんですよねー。
全部入りのサントラって出ないのかな?めちゃくちゃ欲しいよ!

『WANTED』感想

見た日:7/17(DVDにて鑑賞)

【あらすじ】仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックスが現われる。そしてその直後から、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれ、淡々と応戦するフォックスに守られながら急場を切り抜けていくのだった。やがて、彼女にある集団のもとへと案内されるウェスリー。彼らはギリシャ神話の時代から神に代わり、<運命の意志>を実践してきた“フラタニティ”という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れる。こうして、暗殺者としての潜在能力を覚醒させるため、フォックスの下で尋常ならざる特訓を受けることになるウェスリーだったが…。
[出典]http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330473



アクション、お色気、マカヴォイさんの半裸。
1粒で3度おいしい映画です。


先の『X-MEN:ファーストジェネレーション』で、ジェームズ・マカヴォイマイケル・ファスベンダーに一気に落ちまして。
2人の他の出演作も作品も観たくなったので、たまたま入ったGEOでレンタル落ちで本作が売っていたので、迷わず買い!(あと『300』もゲットしましたw)


アンジェリーナ・ジョリーが主役のようなふれ込みの本作ですが、これ思いっきりマカヴォイ主演ですよね?マカヴォイファンの私にとってはうれしいけど、これジョリ姐のファンは微妙なのでは…。


正直そこまで期待していなかったのですが、これがどっこい最高の映画です!!!
観ていて嬉しくなっちゃいました。


仕事もできない、恋人も親友に寝取られる。そんなダメダメな男の役も似合うよマカヴォイ…。
でもそんな主人公・ウェスリーが凄腕の暗殺者に仕立て上げられていく過程が素晴らしかったです!!大好き!


ジョリ姐とモーガン・フリーマンに言いくるめられて(?)暗殺者になるための特訓をするのですが、
その特訓がもう超肉弾戦!全身をボッコボコに殴られ、切られ、だらだら血を流すマカヴォイ!キュン!(?)
えっもう死ぬんじゃないの?殺すの?と思ったら、RPGに出てきそうな"回復風呂"でだいたい治ります。
そのお風呂ください!


そうして暗殺者として鍛錬し、父を殺した相手に復讐を遂げた瞬間に、衝撃の事実が明らかになるんですよね…。
モーガン・フリーマンだからって信用するんじゃなかったよ…善い人だと思ってたのにさぁ…


そして圧巻なのが、真実を知った後フラタニティに単身殴り込みをかけるウェスリーのガンアクション!!
2丁拳銃で駆け抜けていくマカヴォイさんに、もう釘付けでした。
ナイフでの戦いも熱いぜ!

かっこEー!


最後は父と同じ暗殺者の道を選ぶウェスリーですが、冒頭のお父さんの仕事シーンとだぶる演出が良かったです。
でも、その道の果てには破滅しかないんですよね、やっぱり。
お父さんは息子に"普通の人"として生きることを望んだけれど、そうはならなかった。
確かにフラタニティが引き金にはなったけど、ウェスリーはそのままいっても自ら身を滅ぼしてると思います。
もう"普通の人"としての生活は限界だっただろうから…。


【結論】最高の映画で、ソフトマッチョなマカヴォイがたくさん拝めたので大満足!!




【好きなシーン&ツッコミ箇条書き】

・逃げるウェスリーを、超絶技巧で運転しながら車に収納するジョリ姐に思わず吹いたw
・ジョリ姐の呆れ顔すてき…
・親友(?)をキーボードで思いっきり殴るウェスリー。キレるとこわいよ!FXXK YOU!
・主題歌もテンション上がる感じで好き!

『マイティ・ソー』感想

見た日:7/11(地元のワーナーマイカル

【あらすじ】
神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかし、強すぎるあまり、その傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。そして、王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていくソー。一方アスガルドでは、ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、父オーディンの身に危機が迫る。さらにロキは、力を失ったソーにも最強の刺客を送り込もうとしていた。
[出典]http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338677



ムジョルニアっていう名前の響きが好きです。ムニョムニョ?(by アンジェラ)


予告編を観て、主人公のソーを演じるクリス・ヘムズワースが恰好良かったので観に行ってきましたが、期待に違わず恰好良い、そして可愛げたっぷりなソーを嫌味なく演じていて、とても素敵でした。
「ニカッ」と無邪気に笑うソーがすごく良いです。ジェーンじゃなくても目がハートになりますよ。君かわうぃーね!
あれだけで皆「ついていきます!!」って思っちゃうだろうなー。よっカリスマ!

しかしすごいイイ身体してるよなぁ…

むきー!…ってあれ??抜けない!!



※(一応)ネタバレしています※




そんなソー兄に、じっとりと嫉妬心を燃やしているのが弟・ロキ。
出生の秘密には驚きましたが、よく考えたらなんて可哀想な子…!
生まれたての赤ん坊の時に人質として(?)敵国に連れてこられて、きっと何にも知らずに、明朗快活で力も強い兄に対して"弟"なりの嫉妬心や憧憬を抱いて育ってきたんだろうに…。(少なくとも幼少時代はそんな感じでしたよね)
父親と思ってきた人に何重にも裏切られたわけですから、そりゃー根性も捻じ曲がりますよね!
「兄貴が王だって最初っから決まってたんだろ!フンだ!変な期待もたすんじゃねーよ!」ってなっちゃいますよ。
まぁそこからの用意周到ぶりというか、兄貴を陥れる作戦がものすごくねちっこいのは流石のクオリティですがw
トム・ヒドルストンの冷たさを感じるほどに端正な顔立ちが、その生い立ちや狡賢さとマッチしててすごく良いです。

顔色の悪さもいい感じ。




【好きなシーン&ツッコミ箇条書き】

おやっさん(教授)とソーの超強い酒対決(お酒の名前忘れた…なんかイカした名前だった気がする)
・ホーガン(浅野忠信)、ファンドラル(ジョシュア・ダラス)が無駄に男前
・アンジェラ似の助手ちゃんかわうぃーね!
・ジェーン(ナタリー・ポートマン)の「Oh my God」に、字幕で「ウソ なに これ」と一語ずつ当てていたのがツボでしたw
・ロボット!ポニョ、ロボットすきー!
・S.H.I.E.L.D.のフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)が「あれはスターク社のか?」っていう所。
 マーベルコミックスの世界観が繋がっていることを知らなかったので、ただのハリウッド的サービスだと思ってましたw
 どっかで見たことある顔だと思ったよーコールソンさん!
・ハンマーをお腹に置かれて動けなくなるロキかわいいw
・門番ってだいたいかっこいいよね!
・生きてたーーー!!!




ちなみに私は3D字幕版で観たのですが、3Dならではの奥行きがあまり感じられなくて残念でした。
OPとEDに一番「おおっ!」って思ったなんて言えない…。
特に3Dメガネが好きじゃないです。重たいし、なんか画面がうす暗く見えちゃうのがもったいないんですよね。
早く3Dブームが落ち着くといいなー。

『X-MEN:ファーストジェネレーション』感想

見た日:7/10(日比谷スカラ座)、7/12(地元のワーナーマイカル)、7/19(銀座シネパトス)

【あらすじ】
ソ連との冷戦が続く1960年代のアメリカ。後にプロフェッサーXと呼ばれ、X-MENを設立する青年チャールズ・エグゼビアは、強力なテレパシー能力を持つミュータント。彼は、自分と同じように超人的な能力を持つ者が次々と出現していることに気づく。そんな中、幼い頃に母親と引き裂かれた悲しい過去を持つエリック・レーンシャーと出会う。彼もまた磁力を操り、金属を意のままに動かすことができるミュータントだった。ミュータントたちを結集し、その能力を人類のために使い、平和を築きたいと考えるチャールズは、エリックに協力を依頼する。次第に友情を育んでいくチャールズとエリック。そんな2人の前に、ミュータント集団“ヘルファイヤークラブ”を利用して世界征服を企む男セバスチャンが立ちはだかる。しかもセバスチャンは、エリックにとっては母親の仇でもあった。やがて、チャールズとともに若きミュータントたちを率いてヘルファイヤークラブに戦いを挑むエリックだったが…。
[出典]http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339180



最強の超能力を持つ2人の男の、邂逅と訣別の物語。



公開された後、しばらく経ってから会社の後輩と観に行きました。きっかけはなんだったか忘れましたが、Twitterのタイムライン上で評判が良かったからかな?
その時は「ちょっと気になってる」位で、『X-MEN』シリーズすら実は未見でした。
なので、とりあえず前日に後輩の家で1と2だけ予習してから行ったのですが…

これがすごく面白かったです。どストライク!

久々にパンフを買ってじっくり読んだり、映画ブロガーさんたちの感想を読み漁ったりしていたらどんどん好きになってきて、気づいたら2回目の上映に行っていましたw



※(一応)ネタバレしています※




本作の一番の魅力は、チャールズ(後のプロフェッサーX)とエリック(後のマグニートー)の関係だと思います。
出会うべくして出会い、互いを理解し、一番心を寄せ合い、理想を共有したはずなのに、最終的に袂を分かつことになる親友。
そんな複雑な心の移ろいが作品中で本当に良く表現されていて、もう切ないのなんのって!
ラブラブ仲の良いシーン(お仲間スカウト大作戦とか、トレーニングのシーンとか)が幸せそうだったもんだから尚更です。
なので、決別のシーンのチャールズには思わず怒りを覚えましたよ…(あそこでエリックをとりあえず抱きしめてでもいれば、その後の運命も変わったような気がします)(小声)


それから、レイブン(後のミスティーク)の少女から大人になっていく過程が丁寧に描かれている所も大好きです。
ずっと"普通の外見"でいることが当たり前に育った彼女は、エリックに指摘されて初めて「"本当の自分"とは?」と考えるようになる。
そして、「好きな人には"本当の自分"を認めてほしい」というごく当たり前の気持ちでチャールズにそれを求めますが、彼は取り合ってくれない。
一方チャールズはレイブンを恋人ではなく家族(妹)と思っていて、人々の好奇の目にさらされて彼女が傷つくことを恐れ、レイブンに「"普通"でいろ(=本当の自分を見せるな)」という。
このすれ違いが本当に切ないです。お互いが大事に思いあっているというのに…!
そしてレイブンは「もう隠さなくていいんだ。"本当の君"を見せてくれ。」という言葉をくれたエリックについていく道を選ぶんですよね〜。

しかもチャールズってば「ごめんな、俺じゃお前を幸せにする自信ないから、お前のことを大事にしてくれる男のとこに行けよ」(超意訳)
とか言っちゃうし…。
こ、このあほー!!


閑話休題

しかし本作はわりと登場人物が多いにも関わらず、どのキャラクターにも感情移入できて、それぞれの見方で何度も楽しめる素晴らしい作品だと思います。
唯一、チャールズだけはちょっと理解しがたいところもありますがw
でも彼の言葉や行動は、きっと彼なりの深い考えがあってのことだと思うので(それがたとえ間違っていたとしても)それを考えるのもまた楽しいんですよね。


実は昨日見納めで3回目観に行ってきたのですが、やっぱりエリックの「I want you by my side」にはぐっときます。
マイケル・ファスベンダーの目の演技に、涙腺が刺激されました。


しょっぱなから長々と語ってしまいましたが、本当に素敵な映画なので「まだ行ってないなー行きたいなー」という東京近辺にお住まいの方は銀座シネパトスへGOすることを強くオススメします!


私はとりあえず昨日Amazonサントラ(UK盤)と『X-MENトリロジーBD BOX』をポチりましたw
本作を踏まえて観たらまた違った面白さがありそうなので、今から楽しみです。





【好きなシーン&ツッコミ箇条書き】

・セバスチャン・ショウ初登場シーン。ステキ眼鏡!あと「ヤー!ウンダバー!」大好き。使いたい。
・チャールズのチャラい自己紹介&ナンパ「チャールズ、チャールズ・エグゼビア(キラッ☆)」
 これ、劇団ひとりの「かっこいい自己紹介」のよう。
・レイブンがチャールズに嫉妬するとこと甘えるとこ可愛い
・ハンクとレイブンのキス直前に「kinky〜」って入ってくるエリック
・ミュータント仲間スカウト大作戦。テンポ良し&音楽が合ってて最高!
・ヤングミュータント同士の友情と絆も良かった。皆かわいい。ダーウィンも好きだったのに…涙。
・トレーニング全般。特にエリックのは泣けた…。
・チェスのシーンで、「俺たちはより良い人間になろうゼ!(うろ覚え)」というチャールズに対してエリックが言った一言
 「We already are.(すでにそうだろ?)」
・アゼザルさんのかっこいいナイフ&尻尾さばき
・それに比べて鈍くさいリップタイドさん(ドアの下敷きって!)
・エリックが潜水艦持ち上げるシーンのクライマックス感たるや!サイコー!

ブログはじめました

はじめまして、nonncoと申します。

好きなもののことを書くところが衝動的に欲しくなって、とうとうブログを始めるに至りました。


たぶん最初は映画のことが多くなると思います。(今どハマリしているので)

映画に関しては完全にど素人ですが、

少しでも映画好きな気持ちを共有できたらうれしいです。

よろしくお願いします。