『WANTED』感想

見た日:7/17(DVDにて鑑賞)

【あらすじ】仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックスが現われる。そしてその直後から、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれ、淡々と応戦するフォックスに守られながら急場を切り抜けていくのだった。やがて、彼女にある集団のもとへと案内されるウェスリー。彼らはギリシャ神話の時代から神に代わり、<運命の意志>を実践してきた“フラタニティ”という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れる。こうして、暗殺者としての潜在能力を覚醒させるため、フォックスの下で尋常ならざる特訓を受けることになるウェスリーだったが…。
[出典]http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330473



アクション、お色気、マカヴォイさんの半裸。
1粒で3度おいしい映画です。


先の『X-MEN:ファーストジェネレーション』で、ジェームズ・マカヴォイマイケル・ファスベンダーに一気に落ちまして。
2人の他の出演作も作品も観たくなったので、たまたま入ったGEOでレンタル落ちで本作が売っていたので、迷わず買い!(あと『300』もゲットしましたw)


アンジェリーナ・ジョリーが主役のようなふれ込みの本作ですが、これ思いっきりマカヴォイ主演ですよね?マカヴォイファンの私にとってはうれしいけど、これジョリ姐のファンは微妙なのでは…。


正直そこまで期待していなかったのですが、これがどっこい最高の映画です!!!
観ていて嬉しくなっちゃいました。


仕事もできない、恋人も親友に寝取られる。そんなダメダメな男の役も似合うよマカヴォイ…。
でもそんな主人公・ウェスリーが凄腕の暗殺者に仕立て上げられていく過程が素晴らしかったです!!大好き!


ジョリ姐とモーガン・フリーマンに言いくるめられて(?)暗殺者になるための特訓をするのですが、
その特訓がもう超肉弾戦!全身をボッコボコに殴られ、切られ、だらだら血を流すマカヴォイ!キュン!(?)
えっもう死ぬんじゃないの?殺すの?と思ったら、RPGに出てきそうな"回復風呂"でだいたい治ります。
そのお風呂ください!


そうして暗殺者として鍛錬し、父を殺した相手に復讐を遂げた瞬間に、衝撃の事実が明らかになるんですよね…。
モーガン・フリーマンだからって信用するんじゃなかったよ…善い人だと思ってたのにさぁ…


そして圧巻なのが、真実を知った後フラタニティに単身殴り込みをかけるウェスリーのガンアクション!!
2丁拳銃で駆け抜けていくマカヴォイさんに、もう釘付けでした。
ナイフでの戦いも熱いぜ!

かっこEー!


最後は父と同じ暗殺者の道を選ぶウェスリーですが、冒頭のお父さんの仕事シーンとだぶる演出が良かったです。
でも、その道の果てには破滅しかないんですよね、やっぱり。
お父さんは息子に"普通の人"として生きることを望んだけれど、そうはならなかった。
確かにフラタニティが引き金にはなったけど、ウェスリーはそのままいっても自ら身を滅ぼしてると思います。
もう"普通の人"としての生活は限界だっただろうから…。


【結論】最高の映画で、ソフトマッチョなマカヴォイがたくさん拝めたので大満足!!




【好きなシーン&ツッコミ箇条書き】

・逃げるウェスリーを、超絶技巧で運転しながら車に収納するジョリ姐に思わず吹いたw
・ジョリ姐の呆れ顔すてき…
・親友(?)をキーボードで思いっきり殴るウェスリー。キレるとこわいよ!FXXK YOU!
・主題歌もテンション上がる感じで好き!